2026年1月21日、ついに日本でもサービスが開始されたApple Fitness+。Apple Watchユーザー、そしてApple TVでエコシステムを固めている身としては「待ってました」の一言です。
数日間さらに使い込んでみて見えてきたのは、Appleが仕掛けた「魔法のようなAI技術」と、避けては通れない「日米リビング格差」という、実に興味深いコントラストでした。
1. 「吹き替え」だと思い込んでいた、AI音声の衝撃
最初に驚いたのは、トレーナーたちが話す「日本語」の自然さです。当初は「あぁ、日本上陸に合わせてプロの声優を起用して吹き替えたんだな」と、それほど意識せずに聞き流していました。
しかし、実はこれ「トレーナー本人の声を学習させたAI音声」だというから驚きです。
- 違和感のなさ:息遣いやテンションが、映像の中のトレーナーと完全に同期している。
- エンジニア的感銘:「最新技術を最新だと気づかせない」UXの極致。
- 空間オーディオ対応:AirPodsで聴くと、画面内の立ち位置から声が聞こえる。
「これ、本当にAIなの?」と疑いたくなるレベルの完成度は、エンジニアならずとも一見(一聴)の価値ありです。
2. 直面する「物理的デバッグ」の難しさ
技術面では満点に近いApple Fitness+ですが、実際に運動を始めると、ある重大な問題に突き当たります。
「…これ、日本の家だとドタバタしすぎて無理じゃないか?」
Apple Fitness+のメニューは、アメリカの広大なリビングを基準に設計されている節があります。
- HIIT(高強度トレーニング):横に大きく跳んだり、激しくステップを踏む動きが多い。
- ダンス:画面の中では華麗に舞っていますが、日本の一般的な部屋では家具に指をぶつけるリスクが。
- 階下への配慮:集合住宅だと「騒音デバッグ」が必要になり、思い切り動けません。
3. 「Fit Boxing」という、日本最適化の完成形
ここで改めて評価が高まったのが、Nintendo Switchの『Fit Boxing(フィットボクシング)』です。Apple Fitness+と比較すると、改めてその「日本住宅への最適化」が際立ちます。
- 専有面積:ヨガマット1枚分どころか、その場に立って拳を出すだけで完結。
- 静音性:ステップ操作をオフにすれば「無音」に近い状態で追い込める。
- ゲーム性:Appleが「体験」なら、こちらは「スコア」。
「広い庭があるならApple、マンション住まいならフィットボクシング」
という、身も蓋もないが合理的な使い分けが、日本のユーザーには必要かもしれません。
結論:エコシステムに身を委ね、弱点は「運用」でカバーする
Apple Fitness+は、Apple Watchのリングを閉じるモチベーションとしては最高です。ただ、メニュー選びには工夫が必要。個人的には、「コア(体幹)」や「ヨガ」「ピラティス」といった、比較的おとなしく、かつエンジニアの腰痛対策にもなる静かなメニューを選び、激しい有酸素運動はフィットボクシングに任せるのが「最強の布陣」だと感じています。
ハードな運動で追い込める素敵な住環境をお持ちの方は、無料体験が終わっても有料継続する価値あるかもです。
皆さんのリビング、Appleの「魔法」をデプロイするスペースはありますか?
ではではよきフィットネスライフを!


















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