はじめに
富士ソフトのモバイルルーター「FS045W」に、楽天モバイルの eSIM を入れて運用しようとしたところ、見事に「地雷」を踏み抜きました。
- 電波(ネットワーク)は見えているのにアンテナは0本
- APN設定(
rakuten.jp)は完全に正しい - 再起動・再発行を繰り返しても改善しない
結論から言うと、FS045Wには楽天eSIMだと圏外になる個体が存在します。
そしてこの事実は、富士ソフト公式サイトにも楽天モバイルのFAQにも、どこにも記されていません。
症状:電波は掴めるのに「アンテナ0本」の怪
最初に違和感を覚えたのは、設定画面のステータスでした。
- ネットワーク検索では「Rakuten」がリストに表示される
- しかし、実際のアンテナピクトは 0本(圏外)
- プロファイルやパスワードも相違なし
一見すると「設定ミス」や「開通待ち」に見える挙動ですが、実はデバイス(あるいはFW)の相性という、ユーザー側ではどうしようもない部分に原因がありました。
どこにも載っていない「隠れ地雷」
メーカーやキャリアの公式情報をいくら調べても、「FS045Wは楽天eSIMで圏外になる場合があります」という注意書きは存在しません。
サポートに問い合わせても返ってくるのは「APNを再確認してください」という定型文のみ。ユーザーが自力で「仕様レベルの不具合」だと辿り着けない構造になっているのが、このトラブルの最も厄介な点です。
回避策は「物理SIMへの変更」のみ
試行錯誤の末、辿り着いた唯一の解決策がこちらです。
eSIMを諦め、物理SIM(nanoSIM)に切り替える
ただし、これには以下のコストと手間が伴います。
- 手数料: 3,300円(再発行費用)
- 手続きのハードル: ルーターはSMSを受け取れないため、本人確認書類のアップロードから審査、郵送待ちという手順が必要
- ダウンタイム: 手続き中、回線が使えない期間も料金はしっかり発生する
楽天モバイルの手続きフローにおける罠
SIM交換を申し込むと、まず「受付完了」メールが届きます。しかし、そこからが不透明です。
本人確認完了の通知メールを待っていても来ませんが、アプリ上では「手続き中」のまま。実際には裏で審査が進んでおり、気づいたときには「お届け準備中」に変わっているという、楽天特有のUXの悪さが追い打ちをかけます。
物理SIM到着、そして「バリ3」へ
届いた物理SIMを FS045W に挿入。最初は「圏外」と表示されますが、これは不具合ではありません。
楽天側の開通処理(アクティベーション)が反映されるのを待つだけです。
アプリのステータスが「開通手続き完了」に変わった瞬間、FS045Wのアンテナがバリバリに立ちました。
【実測スコア(Band 3 固定)】
| 下り(Download) | 上り(Upload) | Ping |
|---|---|---|
| 46.8 Mbps | 23.7 Mbps | 3 ms |
結果として、FS045Wは物理SIMであれば非常に優秀な端末です。eSIMだけが地雷だったのです。
まとめ:FS045Wユーザーへの教訓
- FS045W × 楽天eSIM は避けるのが無難(個体差でハマる可能性大)
- FAQに載っていないため、一度ハマると解決まで時間が溶ける
- 解決策は「物理SIM一択」
- 3,300円の授業料は痛いが、物理SIMにすれば即座に安定する
今回の一連のトラブルは、「富士ソフトの実装の甘さ」と「楽天の不親切なUX」が重なって起きた、構造的な事故と言えます。同じ構成を検討している方は、最初から物理SIMで申し込むことを強くおすすめします。
ではではよきモバイルライフを!





















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