ドラマの「中途半端」にモヤモヤする夜。――『リブート』『ハイジャック2』が惜しい理由と、私が『THE PITT』に救われる理由

はじめに

最近、話題のドラマをいくつか追いかけているのですが、どうにも「これじゃない感」が続いていて…。特に『リブート』『ハイジャック2』は、素材は良いはずなのに、あと一歩が届かないもどかしさを感じてしまいます。

その理由を自分なりに整理してみると、どうやら「どちらも振り切れていない=中途半端」という一点にたどり着くような気がしています。


『リブート』に感じる「日曜劇場の良さ」の封印

日曜劇場といえば、やっぱり「強い主人公、熱い勝負、突き抜けるようなカタルシス」を期待してしまいますよね。でも、今作は少し様子が違うみたいです。

  • 主人公の心の迷いに寄りすぎ?: 葛藤を描くのも大切ですが、物語をグイグイ引っ張るパワーが少し控えめに感じてしまいます。
  • 「誰の物語」かが見えにくい: 豪華なキャストさんが揃っている分、全員を立てようとして焦点が少しぼやけてしまっているのかもしれません。
  • サスペンスとしても、あと一歩: 海外ドラマのような重厚さがあるわけでも、日曜劇場らしいスカッとする展開があるわけでもない…。この「どっちつかず」な感じが、視聴後の物足りなさにつながっている気がします。

『ハイジャック2』が直面した、続編の難しさ

シーズン1があれだけ面白かったのは、「逃げ場のない密室」という究極のシチュエーションがあったからですよね。シーズン2は、その魔法を再現するのに苦労している印象です。

  • 緊張感の「薄まり」: あのヒリヒリした密室劇に比べると、構造そのものが少し弱くなってしまったように見えます。
  • 深掘りが足りないもどかしさ: 『ブレイキング・バッド』のような深い心理描写を知っている私たちの目には、主人公の変化が少しあっさり映ってしまうんですよね。
  • 「きっと大丈夫」という安心感: 続編であるがゆえに、どこか展開が読めてしまうのも、サスペンスとしては少し寂しいところです。

 今、一番の楽しみは『THE PITT』シーズン2

そんな中で、今唯一ワクワクして見られているのが『THE PITT』シーズン2です。その理由はシンプルで、この作品はとにかく「振り切っている」からなんです。

● PITTのここが「刺さる」ポイント

  1. 物語の構造がしっかりしている: 1話完結で満足させつつ、シーズンを通した大きな謎もしっかり積み上げる。この二段構えが本当に丁寧です。
  2. 医療ドラマの「本質」から逃げない: 命の選択、組織のしがらみ……。医療現場が抱える一番ヒリヒリした部分に、しっかり足を踏み込んでいます。
  3. ノア・ワイリーの“葛藤”が沁みる: 正義感と弱さの間で揺れる演技が本当に絶妙で。彼の深い心理描写があるからこそ、物語に深みが出ていますよね。
  4. 「選択」が招く「代償」の物語: シーズン1での決断が、じわじわと主人公を追い詰めていく…。この「報い(Consequences)」を描く海外ドラマらしい王道の作りがたまりません。

余談ですが……: 「この勤務が終わったらバカンスだ」なんて医療ドラマで言っちゃったら、もう大事件が起きるフラグですよね。こうした「お約束」をしっかり活かしてくれるところも、信頼できるポイントです。


まとめ:やっぱり「本気」の作品が見たい

リブートやハイジャックがどこか「安全運転」に見えてしまう中で、構造も、演技も、深さも全力で振り切っている『THE PITT』だけは、見ていて本当に気持ちがいいです。

「中途半端じゃない、本気のエンタメ」に触れる時間は、やっぱり何物にも代えがたいですね。

ではではよきドラマライフを!

「ER」はほんと医療ドラマの傑作だと思います。今でも



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