エンジニアとして長年働いていると、避けて通れない「アナログな苦行」というものがいくつか存在します。
その最たるものが、健康診断の胃内視鏡検査(通称:胃カメラ)ではないでしょうか。先日、私もついにその決戦の火蓋を切って落としてきました。結果は後日となりますが、まずはその凄惨(?)な体験が記憶に新しいうちに、エンジニア視点で記録しておきたいと思います。
1. それはまさに「エイリアン」の触手だった
検査台に横たわり、マウスピースを固定される。看護師さんの優しい声とは裏腹に、目の前に現れたのは、黒光りする細長く、そして不気味にうごめく管でした。
喉を通る瞬間のあの感覚を何と表現すべきか。SF映画の金字塔『エイリアン』で、未知の生命体の触手が口から侵入してくる、あの絶望的なシーンそのものです。喉という聖域を侵食される異物感に、私の防衛本能(OS)が全力で拒否反応(例外エラー)を叩き出します。
仕事では数々のバグをデバッグしてきましたが、今まさに「自分自身がデバッグされている」のだと痛感した、何とも言えない瞬間でした。
2. 「ゲップ禁止」という名の究極の無理ゲー
喉の関門を突破した後に待ち構えているのが、医師からの非情なミッションです。
「これから空気を入れますからね。膨らんで苦しいですが、ゲップは我慢してください。」
いや、先生、それは無茶というものです。お腹はパンパンに膨らみ、喉元まで「それ」が込み上げてきている。RPAであれば、リソース不足でプロセスが即強制終了するレベルの負荷です。
「ゲップをしたら検査の精度が落ちる(データが欠損する)」という論理的思考と、「今すぐ解放されたい」という生存本能の激しいデッドヒート。必死に涙目で耐えるその姿は、端から見れば修行僧か、あるいは何かの儀式に耐える犠牲者のようだったに違いありません。
3. 「体が資本」という名のシステム保守
検査が終わった後の疲労感は、数ヶ月に及ぶ大型プロジェクトのカットオーバー直後をも凌駕するものでした。しかし、これも長く現役エンジニアを続けるための「定期メンテナンス」です。
ソースコードのリファクタリングも大切ですが、実行基盤である「体」のハードウェアがダウンしては元も子もありません。今回の「エイリアン襲来」という試練を乗り越えたことで、また一つ自分の生存フラグを立てられたと信じたいところです。
まとめ:もしあなたが「主役」に選ばれたら
これから検査を受ける予定がある方に、ベテランエンジニアとしてアドバイスを送るならこれだけです。
「エイリアンの主役になったつもりで挑め」と。
喉を通る時のあの感覚も、ゲップを耐える苦しみも、「これはブログのネタになる」とメタ認知して昇華してしまえば、少しは救われる…かもしれません。
ちなみに、どうしても苦手な方には「静脈鎮静(麻酔)」という回避策(パッチ適用)もあるようです。ほぼ寝ている間に終わるとのことなので、無理ゲーに挑む自信がない方は、事前にお医者さんに相談してみることを強くおすすめします。
メンテナンス後のリラックスタイムに
過酷な検査を耐え抜いた後は、自分へのご褒美が必要です。SF映画の金字塔を観返して「自分の方が過酷だったな」と浸るもよし、健康のありがたみを噛み締めるもよしです。
ではでは、良き健康ライフを!















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